DVDについて
「オヨビでない奴!」は03年3月21日にDVDが発売されました。
しかし、最近のドラマと違って、当初からビデオやDVDにすることを考えて制作されていないため、著作権等の問題から放送時より変更された部分がいくつもあります。
ここでは掲示板でも質問の多いBGMの変更点を中心に、DVDの内容について解説してみました。
 
なお、このページで解説している内容に関しましては管理人が所持している録画ビデオとDVD(初回生産分)を参考にしています。必ずしもお手持ちの物と一致するとは限りません。
もし管理人の勘違いを発見されたり、疑問を感じた方は掲示板の方へお願いします。
DVDパッケージ
「オヨビでない奴!」DVD-BOX(4枚組) 定価19740円(税込)
主な変更点1(音楽・BGM)
BGMについては壊滅状態(?)です。
本放送時に使用されてる音楽で、そのままDVDに使われてるのは、主題歌であるキャデラックの「NO,NO,NO」とクレイジーキャッツの曲(替え歌含む)と「天使の反乱」(唄:高橋良明)、後は細かいところで、第1話の遊介が母に手紙を書くシーンで流れる曲や、第9話の遊介が亜紀を宏二郎・めぐみに気付かせないよう店内をかけめぐる時のコミカルな曲など、ごく僅かです(「王将」もありましたね)。
第3話の「イエローサブマリン音頭」の音声カットは言うまでもありませんが、それ以外にも、第4話の石原裕次郎の歌、第8話の遊介と宏二郎が醜い争いをするシーンでのクラシック、第9話のパーティーでの曲とエンディングの曲、第15話の「ゴーストバスターズ」のテーマ、さらには第5・9話のオープニング時の短いテーマなど、ことごとく変更されています。
そしてあの切ないシーンでかかる3拍子の曲も…(この曲については「音楽・BGMについて」を参照)。
これらの曲が全て著作権上の都合で変更されたのか、それとも他に理由があるのかは分かりません。しかし、ドラマのDVDを買おうというような人は、多くの場合BGMにも思い入れがあると思います。その観点からもこれほど大幅な音楽の差し替えは非常に残念です。
主な変更点2(映像・画像)
カットされたシーンもいくつかあります。まず第3話で遊介達が合唱会の相談をしているシーン、DVDでは亜紀が山県の唄を止めるところで場面が変わりますが、本来はここに千歳と又一郎がラップ(?)を唄いながら現れます。
第19話の東京オリンピックのテレビ放送は、遊介が迷いこんだ家と秋葉原博士の研究室では静止画に差し替え、食堂ではカットされています。
あと第15話で、風間親子が間違えて村西先生の家で殺虫剤(?)を撒き、画面が真っ白になったときに現れる絵(手塚治虫さんのマンガに登場する”ひょうたんつぎ”というそうです)もカットされてます。
NG集・対談
NG集はビデオ版で使用されたものだそうです(約14分16秒)。ただしビデオの何巻に収録されてた分なのか、それとも複数をつなぎ合わせたものなのか、管理人には分かりません。
松田幸雄プロデューサーと遊川和彦氏の対談は、このDVDの発売に伴い撮影されたものです(約30分38秒)。「オヨビでない奴!」誕生までの経緯や裏話など、ファンには楽しめる内容になっていると思います。
付録について
付録として特製ブックレットが付いています。相関図や名セリフ集や当時の出来事などが載っています。内容はそれなりにいいのですが、このブックレット、わずか12ページほどのなかにミスがありすぎます。
4ページの川俣しのぶの項の[…食堂のおばちゃん(9話)](本当は19話)や、8ページで河合麗子が河井になってたり(3ヶ所)、11ページでは当時の出来事の「学校で奇怪な…」で最後の逮捕の捕の字が抜けていたり。
どうやらこのブックレットを作った人もいい加減で無責任なようです(笑)。
あと、初回版のみの付録としてポストカードが2枚入っています。1枚はパッケージと同じ写真のもの、もう1枚は遊介の写真を集めたものになっています。いずれも亜紀や宏二郎などが全く写っていないのは少し残念です。
DVDレンタル
「オヨビでない奴!」DVDは08年9月26日にレンタル開始されました。
DVD-BOX版と同様に、VOL.1に6話、他の3枚に5話ずつ収録されています。ただしVOL.4の特典映像はレンタル版には収録されていないそうです。
BGM等の変更点については未確認ですが、多分BOX版と同じ状態だと思われます。
ビデオ
「オヨビでない奴!」はビデオも販売されていました。現在もレンタル落ちのものならオークションなどで入手できますが、こちらは全6巻12話しか収録されていませんので、これから集めるのであれば、画質の面からもDVDを買ったほうが絶対いいと思います。
BGMは「切ないシーンでかかる曲」(We Three Kings)については変更されていないそうです(その他は不詳)。
なお、ビデオ版には1本ごとにNG集と「プロデューサーのありがたいお説教」(内容未確認)というものが付いていたようです。
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